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マニュアルを超えたもの

先日の記事『一歩踏み出すために?』の最後に、「ラウンドワンの小冊子はちょっと寂しい思いもする」ということを書きました。これはこの記事を書きながらいろいろと頭をよぎったことがあったからです。

トランプで『大富豪・大貧民』というゲームがありますね。「革命」やジョーカーを上手く使いながら手持ちのカードを減らすゲームです。これは自分の中では青春のゲームですね(笑)。旅行先なんかで夜中みんなでよくやりました。ちなみに私は何年やってもどうも苦手で、なかなか「貧民」から抜け出せませんでした(笑)。

さてこのゲーム、地方ルールというものがたくさんあるようです。「しばり」「8切り」「2上がり」などなど、他にも「え!?そうなの?」というものがいくつかあった気がします。新しいメンバーでやり始める時は、たいていもめます(笑)。しかし何とかそれなりにその場のルールを統一して楽しめます。初めて参加する人も「やってみれば分かるよ」ということで自然にわかってきます。時には初めて知った地方ルールの方が面白そうだと思うこともあります。第一、このゲームの正式名称もはっきりとわかりません(笑)。でもこうして柔軟に対応したり、地方ルールがあるからこそ、このゲームは面白いのかなと思いました。地方ルールというのは、どこかの誰かが勝手にルールを決めているのでしょう(笑)。それが言い伝えられているのだと思います。面白いですね。

マニュアルというものはとても有意義なものだと思います。初めてその世界に関わる人や、よく理解出来ずにいる人をある一定のレベルまで引き上げてくれます。これは仕事では特に効果を発揮します。マニュアルがあるおかげでアルバイトやパートが立派に働くことが出来るのです。

ルールというものもマニュアルと同じような意味合いがあると思います。当たり前ですがゲームのやり方がわからない人が、そのゲームのルールを知ることによって、そのゲームの楽しさがわかるのです。

でも、『プロ』とか『感動』とか『とても楽しいこと』というのは、マニュアルやルールを超えたところにあるような気がします。

皆さんも経験あると思いますが、憧れの上司がいるとしたらどこを見ていますか?普通の業務をこなすのは当たり前、これがマニュアルです。それよりも、どうしてこの人は人を惹きつけられるのだろう?とか、みんなついていくのだろう?など、その人の長所が気になって、それを自分のものにしたいと考えると思います。しかし、そのようなことはなかなか言葉に出来るものでもなくマニュアル化するのが難しいものです。そこが『プロ』であり、『感動』を呼ぶものではないかと思います。職人技などまさにそうで、口で伝えられるものではありません。

ルールと言えばゲームだけではなく、法律もそうですね。私たちの仕事にもっとも関わってくるのが税法です。このルールは超えてしまうと捕まってしまうので(笑)、その範囲内ギリギリで、法律を駆使して(?)、いかに税金を少なくするか、企業の社長さんは感心するほど本当によく考えてきますね。ある意味これも『プロ?』『感動』『とても楽しいこと』に近いような気もしませんか?

話を最初に戻すと、始めにマニュアルやルールありきだと、それを絶対視して縛られてしまうような気がするのです

私は『大貧民』もボウリングもダーツもビリヤードも誰かに聞きながら覚えていきました。「こんなルールだったんだ」と後から分かることもしばしばです。「それならどうしたらいいだろう」と考えていくうちに面白くなっていったんだと思います。

育児のマニュアル本が増えていることを不安視する声が時々聞こえてきます。育児はノイローゼになるほど大変なものだと思いますが、マニュアルを超えたときに『感動』や『とても楽しいこと』が待っているのかもしれません。

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