« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »

2009年9月

プロドライバーに感動

これも前回に引き続き、ツアーの記事ですが、今回は番外編です。それは、3日間バスを運転してくれたドライバーさんのことです。

30年以上生きていると(?)、それなりにバスに乗ったことも数え切れないほどありますが、今回は特に感動しました。それは乗り心地のよさです

バスの運転手はすごい!と思うのは、狭い山道や街中などをギリギリのところですり抜けていく場面が多いと思います。今回も確かにそれはありました。ところが今回は2日目あたりから、乗り心地がとてもよいことの方が気になるようになりました。

自分も運転をするのでわかりますが、マニュアル車でクラッチを常に滑らかに操作するのは大変だと思います。まして大型車はもっと難しいはずで、今回は渋滞あり、山道あり、狭い街中あり、しかも予定が遅れ気味で、隣りから添乗員さんの指示が時々とびます。そんな中3日間、冷静に、安全に、快適に運転するのはやっぱりプロだと感じました。地元の路線バスは遅れると運転が荒くなってわかりますし(笑)、自分でもちょっと動揺なんかしたりすると、すぐクラッチに影響してしまいます。

快適で安全な運転を続けること。地味な仕事ですが、「すごい!」と賞賛されるいっときの技以上に素晴らしいことだと思います。

若くてちょっとぶっきらぼうな感じの運転手でしたが、旅の終わりに一生懸命お客様の荷物を運んでいる姿に、気持ちよく「お世話になりました!」と声をかけました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

田舎暮らし体験ツアー その2

(前回から続き)福島県会津の金山町、民宿朝日屋さんに泊まりました。夜早く寝たので、朝も早めに起きることが出来ました。朝食が何時からかわからなかったので、近くを散歩することにしました。

8月でしたが、ひんやりとした朝の空気はとても気持ちがよかったです。民宿や民家が並ぶ道路を歩きましたが、ほとんど車も来ません。民家の奥は田畑が広がり、その奥は山々が見えます。他の民宿に泊まった人たちも散歩をしていました。地元の人を含めて、出会った人みんなに挨拶しました。そんな雰囲気なんですよね。

朝食が終わり、この日の活動スタートです。朝日屋さんのすぐ隣りにある『生活体験館』で、蕎麦打ち、田楽作り、笹巻き作りの体験です。どれかひとつを選ぶことになっていて、私は蕎麦打ちにしました。講師は民宿のご主人たちです。とてもアットホームな感じで体験が出来ました。そば粉9・つなぎ1の割合でやりましたが、私たちは初心者ということで、お湯と卵を入れて挑戦しました。こねて、伸ばして・・・蕎麦を切る役が私に回ってきました。昨日のからむしとは打って変わって、「もっと細く」「包丁の動かし方は・・・」といつの間にか集まってきたたくさんの方から指導の声が聞こえてきました。これが本来の不器用な私の姿です(笑)。迷惑をかけるので途中で交替しましたが、いい体験をさせてもらいました。覚えたことを忘れないうちに、早く家でも実践してみたいと思いました。

私たちの後は料理長が蕎麦打ちを実践しました。料理長はお湯ではなく、水を少しずつ加えながらこねていきました。だんだんと小さな塊が出来てきますが、これがポイントとのことです。

体験が終わるとみんなが作った3種類をすべて試食しました。私はちゃっかり料理長が作った蕎麦を食べました(笑)。朝食をがっちり食べた後で、この時点でかなりお腹がいっぱいになりましたが、この後の予定はもうお昼ごはんでした(笑)。

さすがに添乗員が考えてくれて、昼食前に金山町の『こぶし館』というお土産屋さんに立ち寄りました。ここは漬物やハチミツ、他にも珍しいお土産がありました。私は料理長おすすめの、奥会津名産・桐で出来たまな板を買いました。これで気合いを入れて料理が出来そうです(笑)。ここの駐車場から見る山里の風景がとても印象的でした。

昼食は奥会津名産の地鶏が食べられる三島町の『ログハウスどんぐり』さん。高品質で歴史ある会津地鶏は、最近の地鶏ブームで脚光を浴びてきているようです。どんぐりさんでは地鶏の他、地元の山菜・きのこを使った料理をたくさん出してくれました。ちょっと残念だったのは、食べる前からお腹がいっぱいだったことですが、お隣りに座った年輩の方から「若いからたくさん食べて」と、さらに地鶏をいただきました。本来ならとても幸せなんですが・・・(笑)。どんぐりさんのすぐ隣りにある『生活工芸館』では、国の伝統的工芸品に指定された奥会津編み組細工の品々が鑑賞出来ます。(続く)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

田舎暮らし体験ツアー その1

先月、農協観光さん主催の『究極の田舎暮らし体験ツアー』に参加しました。田舎暮らし』と『食』をテーマにしたモニターツアーで、目的地は福島県会津地方です。2泊7食・交通費・体験料など込みで2万円と激安ですが、3日間過ごしてみて“超激安”だったことがわかりました。実は集客が不安だった関係者から「頼むから参加してくれ」というお誘いを受けて参加しましたが(笑)、フタを開けてみたらあっという間に定員に達したようです。

参加者30名で東京駅からバスに乗りスタート。東北道から磐越道を通って会津地方に入りました。ETC高速1,000円の影響か、出発してしばらくは渋滞続きでしたが、さすがはプロ運転手、上手くすり抜けていったように思いました。東北道に入ってから宇都宮あたりまで、特にインター出口周辺では、追越車線よりいちばん左側の走行車線を走ったほうがいいみたいですね。そんなふうに見えましたが・・・

会津坂下(ばんげ)インターを降りて、柳津町の道の駅に到着。ここで最初のお昼ごはんになるお弁当が配られました。“会津風田舎弁当”とパンフレットに書かれたこの弁当は、会津坂下町でお弁当や漬物などを販売している『百姓ハウス』というお店が作ったものでした。このお店、地元のおばちゃんたちがその地方の食材を使って、手作りで弁当や漬物などを販売していて、4人のスタッフで年商なんと2,000万円だそうです。この日もうちふたりが東京の展示会に参加されたようで、残りのふたりで30名分を作ったのでしょうか。都会ではなかなか食べられない美味しいお弁当でした。

昼食後は昭和村にある『からむし織の里』に行きました。昭和村は東京23区の約3分の1の面積ながら人口1,600人、いちばん多い年齢層が70歳を超える、日本の典型的な過疎地域です。10年ほど前に一度訪れたことがありますが、印象に残ったのはその名のとおり、“昭和”の時代にタイムスリップしたかのような街の風景。そして、比較的大きな町にいくためには道幅の狭い峠を越えなくてはならず、雪深いこの村は「冬はどこにも行けないのではないか・・・」と感じたことを覚えています。陸の孤島と呼ばれることもあるようです。

からむしとは上布の原料の植物で、昭和村は本州唯一の原産地です。着物として一度着用すると他の素材が着られなくなると言われるほどのようです。今回はそのからむしを素材とした糸を使ってコースター作り体験をしました。織機を使うのは初めてでした。手と足を交互に使って織っていきます。始めは「次は手と足どっちだっけ?」と考えてしまうこともありましたが、だんだんとテンポよく出来るようになり、無事完成しました。スタッフの方に「今日お越しの方でいちばん几帳面に出来ました」と、今までの人生で言われたことのない(?)言葉を頂き、多分褒められたんだと思います(笑)。確かにびっしりと隙間なく糸が織られていたのですが、反対に「隙間を空けるにはどうやったらいいんですか?」と訊いてみました。後で添乗員さんが話していました。「何も考えていないお子様の方が早く完成していました。」そうですね。このようなものは“気合いを入れてリズムよく”やることが大事だと思いました。

からむし織が終わり、建物の外に出てみると、とにかく静かで空気がきれいでした。8月でしたが、秋の高い空が広がり、夕暮れのやさしい太陽の光に包まれて印象的な風景でした。

日も暮れて、バスは隣りの金山町に到着しました。この日は金山町の民宿4軒に参加者が分宿することになっています。私は民宿朝日屋さんに泊まりました。部屋は相部屋で、ふたりで20畳ほどの広さでした。山里が見える広々としたお風呂の後は、お待ちかねの夕食。近くにある沼沢湖で獲れたヒメマスの塩焼きや会津名産の馬刺し、地元の赤カボチャなど、ご主人や参加者の方とお話しながら手作りの料理を美味しく頂きました。これが民宿の醍醐味ですね。

夕食の後は、他の民宿に泊まった方も含めて朝日屋さんで交流会をしました。今回のツアーは2日目に宿泊する旅館の調理長が東京から同行していて、バスの中など時々福島県の食材についてのレクチャーをしてくれます。この交流会ではじっくりとお話をしてくれました。地産地消を目指して県内の生産者めぐりをしている調理長のお話は目からうろこでした。「こんな生産者がいるんだ」「こんな食材があるんだ」。表舞台に出るのが嫌いなのか、苦手なのか、実は素晴らしい生産者がたくさんいることがわかりました。

最後まで参加していた私は部屋に戻ると、同室の方はもう寝ていました。ここは携帯電話も入りません。暗くて何も出来なかったので寝ることにしました(笑)。でもこれがいいんですね。何かしなければならないこと、何かをする誘惑もありません。田舎の夜をたっぷり堪能することが出来たと思います。(続く)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »