カテゴリー「学問・資格」の4件の記事

検定試験の監督を体験(後)

(前回から続きです)

いよいよ検定試験の開始時刻になりました。試験の前に監督が受験者に対してガイダンスを行い、ガイダンスが終了次第試験開始という流れになっています。

ガイダンスの内容は事前に頂いた監督者用の資料にしたがって読んでいきます。私はマイクを持ってガイダンスを進めていきました。読んでいるだけだとずっと下を向いていることになるので、時々顔を上げようとしましたが、なかなか難しいものですね

その中で時計の時刻を確認する作業がありました。「現在私(監督者)の時計は○時○分です。時計の針を合わせて下さい」という内容でした。

そこで私は何を思ったか、「現在私の時計は14時1分です」と時計も見ないでフライングして話してしまったところ、後から携帯電話の時刻を見ると、まだ14時ちょうどでした。すでに1分くらい話していただろうと勝手に判断してしまいました。ともかく我ながら落ち着いていたつもりで落ち着いていなかったことがわかりました。反省です。

次に氏名や受験番号のマークシートへの記載の説明をしました。前回の記事で書いたように既に記入してしまった人もいたようですが、ここは記載漏れが多いようなのでゆっくり順を追って説明しました。

続いて問題用紙を補佐の学生さんと配りました。これが普段見ている以上に難しかったのです。まず落としてバラバラにならないことをいちばん気をつけました。そして2部重ならないように渡すことにも気をつけなくてはなりません。この時点でかなりいっぱいいっぱいだったので受験生を見ないで、欠席の席に置いてしまいそうになり慌てて戻しました(笑)。それから基本的に受験生は用紙に手を触れてはいけないので、こちらで上手く机の上にのせなくてはいけません。鉛筆が机の中央に置いてあったり、ひとりひとり場所を考えて置くことになります。

その後は注意事項を話します。携帯電話、不正行為、荷物、退出時間、具合が悪くなった時などなど、結構たくさんあって息が続かなくなりました(笑)。

ガイダンス中、予想どおり(?)遅刻してくる受験生がいました。鉛筆を忘れた方もいましたが、補佐の学生さんがきちんと対応してくれました。頼もしいかぎりでした。

まもなく開始です。「それでは、今私の時計で14時9分なので10分から始めます。」受験生は今か今かと待ち構えているので、私が「それでは・・・」と話すとそわそわしていたので、すぐに次の言葉を続けました(笑)。なかなか気を遣うものです

「それでは始めて下さい。」試験がスタートしました。これで仕事の半分は終わったようなもので「ふう~」と一息つきました。

そしていちばん印象に残ったことです。開始から45分過ぎたところで欠席者のチェックということで席をまわりました。ついでに受験番号がきちんと記入されているか見てみることにしました。何人かの受験生は手などで見えませんでしたが、少なくとも4,5人が未記入だったのです。ガイダンスであれほどゆっくり説明して、黒板にも書いてあったにもかかわらずです。「伝わっていなかったんだな」。本人は十分説明したつもりでも、相手に伝わっていないことはよくあると聞きます。今回まざまざと感じました。これは素直に反省です。

それから面白かったのは、早く終わって途中退出された受験生の何人かが席を離れる時に私に会釈をしてくれたのです。私も会釈で返しました。たったこれだけの出会いですが、大切なことかもしれません。

試験監督が終わった後は、予定外で懇親会を開いてくれました。そこではこの問題を作った大学の先生もいらっしゃって、貴重なお話を伺うことが出来ました。アルバイト代をもらうよりかえってよかったですね(笑)。本当にいい体験が出来ました。

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検定試験の監督を体験(前)

先日全国規模で行なわれる検定試験の試験監督をやらせてもらいました。アルバイトではなく、お手伝いということで、食事だけ美味しく頂きました(笑)。

いつもは試験を受ける立場で監督の方を何気なく見ていましたが、立場が変わればものの見方も変わって何か気付くこともあるだろうと思い、やらせてもらうチャンスを頂きました。私は初体験でした。

初体験といっても、以前会社内で新入社員試験の監督をしたことはありました。この能力試験は数分単位の問題がいくつかあるタイプで(知能テストというんですか?)、受験者にとって時間が勝負です。1問ごとに問題の説明をしたり、時間を正確に計ったり、結構進行するのが大変でした。大げさに言えばこの試験で人生が変わってしまう可能性もありますからね。

この社内の試験と今回違うところは、受験者が一般人、この会場だけでなく全国一斉開催、また社内試験の受験者は15人くらいでしたが、今回は100人です。また違ったプレッシャーがあります。

私の担当の会場スタッフは、私と補佐の学生さんのふたりでした。午後開催のため午前中に会場をセットして昼休憩をとりました。会場はふたり掛け席にひとりが座る形で、左側席の左上に受験番号のシールを貼って、右側席の机の上に事前にマークシートの解答用紙を置いておきました。

この試験、私は午前中に別の級を受けていました。その時に監督をしていたのは学生さんでしたが、堂々としていてとても参考になりました。

会場は試験30分前から入れることになっています。私たちもその時間に合わせて会場に行きましたが、既に何人かの方がその会場に入って勉強をしていました。開場時間前でも、誰もいなくても入ってきていました。「それもそうだな」と思いました。

監督は開始まで、前の席で座っていることになっていたので座っていました。会場には続々と受験生がやってきました。みんなテキストを見ながら必死に勉強をしています。ふと顔を上げると他に見るものがないせいか、私と目が合います。自分が受験する側だったら分かる気がしますね。思わず笑ってしまいそうでしたが、そういうわけにもいきません(笑)。

しばらくするとあることに気がつきました。ふたり掛けの席の右に座っている人と左に座っている人がいるのです。どうも本来は受験票のある左側に座ることになっているようですが、大半の方がマークシートの置いてある右側に座っていました。この状態を見ても「それもそうだな」と思いました。午前中自分は確かに左側に座っていました。ともかく両側にいるのはうまくないので、席を移動する人が少なくなるように、全員右側に座ってもらうようにアナウンスしました。いいのか悪いのか、監督マニュアルにはない一応臨機応変の対応をしたつもりです(笑)。

もうひとつ、午前中にこの会場を担当された監督の方が、黒板に注意事項など試験の説明書きをしてありました。これは助かると思いそのままにしていました。しばらくして目の前の受験生が、こちらがまだ何も言ってないのにマークシートを書き始めました。「本当はこちらが説明してから書いてもらうことになっているけど、受験番号と名前くらい書いておきたいかもしれない。まあいいだろう」と思っていました。それから少したって再び黒板を見た時気がつきました。マークシートの記載方法が書かれているのです。おそらく午前中の監督者はひとつひとつ黒板に書きながら説明をしたのだと思います。今さら消すわけにもいかず、これではみんな事前に書いてしまうと思い、私は慌ててその隣りに「試験ガイダンスの時に再度ご説明します」と書きました。それほど大問題ではありませんが、これまた「なるほど」といった感じで、試験開始前から随分たくさんのことに気付かされました。(続く)

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インプットとアウトプット

昨年このブログを始めたころ考えていたことです。「今までインプットばかりしていて、アウトプットをしてこなかった。」

何でもそうだと思いますが、インプットばかりしていても何も起きません。何も変わりません。いろいろな講演やセミナーなどで講師の方が共通して「みんな勉強はするのに行動を起こさない」とおっしゃいます。なるほど、アウトプットは行動することなんだと思いました。そうですよね。例えば好きな人がいて、(この例で言えば)その人のことを一生懸命考えても調べても(笑)、それだけじゃ何も変わりませんよね。よ~くわかります。

この会計事務所業界も特に言えそうです。たくさんの税法や会計のルールを一生懸命勉強して覚えても、実際の経営の現場にうまく当てはめて使えないと、宝の持ち腐れになってしまいます。反対に1覚えたことを3くらいに膨らませてアウトプット出来るようになると、仕事のレベルも飛躍的に伸びそうな気がします。そう考えると、インプットはアウトプットのためにあるということにもなります。

ひとつ複雑な思いがあるのは、学校や受験のテスト問題です。現在はどうなっているかわかりませんが、私の頃は小中学生の頃は筆記のテストばかりで、高校を過ぎ大学受験や大きな模擬試験ではマークシートが多かった気がします。少し昔のことなので(笑)、当時のコンピュータ技術の発展と大量の受験者の採点方法の問題があったと思います。私も確か合格した大学は全問マークシートの問題だった記憶があります。

何が複雑な思いかというと、筆記とマークシートでアウトプット力にかなり差があると思うからです。今でも筆記試験はちょっと敬遠しがちであるのに対して、マークシートだと「ああよかった」と思ってしまいます。おそらくマークシートの方が楽だと思っているからでしょう。同じテストでも、「ああこれだ」と思ってマークを鉛筆で塗りつぶすのと、自分の言葉で表現するのとでは、問題のレベルが変わらなくても、アウトプット力にかなりの差がある気がします。今流行のテレビのクイズ番組の問題を当事者気分で答えていても同じように感じるのですから情けないものです(笑)。

そうやって楽をしてアウトプット力を鍛えてこなかった気がするのです。世の中にはアウトプット力を鍛える機会はたくさんあると思います。覚えたことを人にわかるように教えるのも意外と大変なものです。話すこと、書くこと、表現すること。このブログもひとつの方法だと思っています。

最後に・・・インプットはもらうこと、アウトプットは与えることとも言えそうです。ちょっと美談っぽいですが、これからは世のため人のためにもアウトプット力をどんどん鍛えていきたいと思います。

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地元の公民館めぐり

前回の記事で紹介した学生時代の先生とお会いしたとき、今度私の住んでいる越谷市の公民館を周ろうという話になって、早くも先週末実施することになりました。

現役の学生も連れて(以前にお会いしたことがある、今年就活の真面目な学生です。)私と3人で周ることになりました。その先生は全国の公民館研究のプロです。私ももちろん、学生時代にその先生のもとで公民館や社会教育について(多少?)勉強していましたし、先生がどういうところを見るのか興味がありました。

先生は、越谷市の公民館の体制が気になっていたようです。というのは、すべての公民館が地区センターと一緒になっているからです。私がインターネットから拾って先生に渡したリストを見ると、確かにすべてが『地区センター・公民館』となっていて、全国的にもあまりないようです。

最初に訪れたのが、越谷市中央市民会館でここの3階に公民館がありますが、あいにく点検日で入れませんでした。今だかつて普通の日に入館出来ないことはめったになかったので、波乱のスタートです(笑)。改めて見ると結構豪華な建物で、先生は建物を見て「ちょっと異様だな」と言ってました。そうなのかもしれません。

「市が出来たのは、平成の大合併と昭和の大合併が多いけど、越谷は?」と聞かれて、「・・・?」。「平成の大合併ではありません・・・」と答えると、目の前に『越谷市市制50年』という大きな旗が掲げられていました。「あ、50年です。」「ちょうどその頃が昭和の大合併だ。」と教えてくれました。そういえば、その記念で今度NHKの「のど自慢」の会場になることを思い出しました。市民でいながら全然知りませんでした。と同時に、市になってから意外にそれほど経っていないことがわかりました。

私の車に乗って、改めて最初に訪れた公民館は「JA」の建物内にありました。このように民間の施設内に公民館があるのは、極めて珍しいとおっしゃっていました。入り口に「印鑑登録○○円」と書かれていました。「そうか・・」。地区センターでこのような行政手続きが出来ることを、これもまた今まで知りませんでした。

先生は館内のあちこちを見て周っていました。私は先生がどんなところを見ているのか興味があってくっついていました。本棚の本やトロフィー、給湯室の引き出しなど、ちょうどコーラスで歌っていた女性たちがいる部屋も開けていました(笑)。明かりのついている授乳室も開けようとしていたので、「ちょっとそこはまずいんじゃないですか。」と教えてあげました(笑)。

次に訪れた公民館は昨年出来たばかりの新しい施設。先生はそこの受付を見て「カウンターが低くて開放的になっているのは公民館をよく知っている人が設計している。」とのこと。その次に訪れたところでは、『講座の募集』という大きな掲示板があり、「こういうものがあるところはとてもヤル気がある職員か主事がいる。」と教えてくれました。

3ヶ所周ったところで、「だいたいわかったからもういい。」ということで終了しました。地区センターと一緒になっているところで、どちらに比重があるのかということが気になっていたようですが、私の印象でも思った以上に公民館が活動していた感がありました。特にどの公民館も年輩の女性がたくさんいらっしゃいました。

公民館、もっと何とかならないのかな」と常日頃思っています。その「何とか」がうまく言えません。時代は人と人とのコミュニケーションや学習を求めていると思います。そういう意味でも公民館にはもっともっと活躍して欲しいと思います。しかしこういう私もなかなか足を運びません。気にはなっているのになぜなんだろうと思います。

地元でありながら、今まで訪れたことのなかった公民館にも行くことが出来ていい機会になりました。いろいろ勉強になった一日でした。

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